男性が淋病に感染してしまったときの症状と治療法について

性感染症の中でカンジタやクラミジアなどの病気は、今までに耳にしたことがあるという人は多いのではないでしょうか。
淋病については名前も聞いたことがない、そんな性感染症があるのと思う人もいるでしょう。
そこで、今回は淋病の症状や検査方法、治療法などについて詳しく見ていきたいと思います。

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男性が淋病になったときに表れる症状

男性が淋病に感染してしまったときに表れる症状としては、排尿時の痛みや違和感、尿道のかゆみ灼熱感や不快感などです。
淋病は尿道の入り口から尿道の粘膜に感染して炎症が起きる性感染症で、主に性交渉やオーラルセックスなどが原因で感染してしまうと言われています。
炎症が強くなると尿道から乳白色または透明な分泌物が出たり、激しい痛みを感じることもあります。
また、淋病が尿道に感染して精管から精巣上体まで行くと、睾丸炎を引き起こしてしまう可能性もあります。
睾丸炎になってしまうと性器が腫れて激しい痛みを感じたり、精巣上体から血液に細菌が入り込むことで38度以上の高熱が出ることもあります。

淋病ではどんな痛みを感じるの?

男性が淋病に感染してしまったとき、尿道のあたりに痛みを感じたり、排尿時に焼けるような痛みを感じることもあるそうです。
通常では、こういったときに痛みを感じることもないため、淋病に感染して痛みが出ているときは体に異変が起きていることを感じられます。
淋病の痛みとしてはクラミジア性尿道炎よりも痛みが強いのが特徴で、我慢でいないような痛みを伴う場合もあるそうです。

淋病の炎症がきっかけで引き起こされる病気

淋病による性感染症で男性にもっとも多いのは、尿道に炎症が起きてしまうことです。
また、最近では咽頭に淋病の細菌が見られることも多くなってきているそうです。
淋病の炎症が原因で引き起こされる病気は、尿道炎や精巣上体炎、咽喉頭炎や結膜炎、直腸炎などです。
淋病は感染してから大体2日〜7日程度の潜伏期間後に痛みやかゆみ、膿などの症状が表れます。
また、尿道炎だけでは発熱の症状をうったえる人はいないのですが、精巣上体炎を引き起こしてしまった場合に38度以上の熱が出たり、悪寒がするなどの症状が表れ白血球増多症などの全身性炎症症状を引き起こしてしまうこともあるそうです。
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病院で淋病の検査をするときの検査方法

病院で検査を受けようと思っても、どんな検査をするのか不安に思っている男性も多いと思います。
しかし、尿道のかゆみや痛み、膿などの症状が出ている場合は、他の部位に炎症が起きてしまう前に病院で淋病の検査を受けたほうがいいと思います。
病院での検査方法については2時間ほど排尿をしない状態で採尿を行い、尿の中に淋病の細菌となる淋菌がいないかを検査します。
また、淋病でも喉に違和感があるときの検査方法については、うがい液でうがいをした後、うがい液を調べて淋病の細菌がいないかを検査するだけで、恥ずかしい思いをしたり痛みを感じる検査を行うことはないので安心してください。

検査キットで調べるのもいいが正確性に問題あり!?

最近では、性感染症に感染していないかを自宅で調べられる検査キットを簡単に購入できるようになり、病院で検査を受ける人が少なくなっていると言われています。
しかし、こういった検査キットは手順を間違ってしまうと、正しく検査を行うことが出来ないため違う検査結果が出てしまう恐れがあります。
検査キットで淋病に感染していないことが分かれば、何らかの症状が出ていたとしても「検査では異常はなかったし、大丈夫だろう」と思って病院に行く人はいません。
正しく検査ができれば問題はないのですが、正しく検査が出来ているかの判断が難しいので検査キットではなく病院で検査を受けたほうがいいと思います。

淋病の治療による流れ

淋病の治療は検査した結果により、陽性反応が出たら治療を行っていきます。
治療方法は主に抗生物質が中心で治療を行っていくのですが、状況や症状に応じて抗生物質の筋肉注射をしたり、点滴をしたりすることもあります。
初めのうちは抗生物質で治療を行っていくのですが、淋病はクラミジアに比べて症状が重いため治療が長引く可能性もあります。
最初に処方される薬だけで完治することは難しく再度薬をもらったり、あまりにも薬による効果がないと分かったときは筋肉注射や点滴などで治療を行うこともあります。

淋病の治療ではどんな飲み薬を処方されるの?

病院で治療を受けるときは抗生物質による飲み薬で治療を行っていくのですが、病院に応じて処方される飲み薬は異なります。
主に、ジスロマックSRやグレースビット、セフスパンなどの飲み薬が処方されます。
ジスロマックSRは淋病だけでなくクラミジアの治療薬としても使われていて、1錠飲めば7日間の効果が持続することで1回飲み切りの抗菌薬として使われています。

淋病の症状が出ている人の注意点

淋病はそのまま放置していても自然治療できる病気ではありません。
淋病の注意点は、体に何らかの症状が出始めたとき、すぐに病院に行って見てもらうことが大切です。
尿道のかゆみや痛み、膿などの症状が出ている場合はどんどん症状は悪化していき、大きく腫れあがったり痛みが強くて歩けなくなってしまう恐れもあるので注意しましょう。